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2010年7月15~16日 JR→佐伯駅(17:33)→小倉駅(20:08~20:16)→岡山駅(21:43~22:33)→富士駅(5:09~5:22)→身延駅(6:30) 身延駅(6:33)→バス→広河原(8:50)→大樺沢二俣(12:44~12:55)→北岳肩ノ小屋(17:30) いよいよ、待ちに待った南アルプスへの遠征の日がやってきました。 連日の大雨で災害が多発している状態で電車の運休情報が流れていましたが、出発する日の朝には使用路線の状況はOK! なんとか行けそうです。 あとは電車が遅れずに進んでくれて乗り換えを上手くできればいいのですが…。 仕事を早めに切り上げて自宅に戻り、手早く最終準備を整えてnonoさんの会社へとタクシーで向かいます。 17:00になるとすぐに会社を飛び出てきたnonoさんを乗せてタクシーは佐伯駅へ。 17:33佐伯駅出発という最初の難関はトントン拍子に上手く進み、時間内に駅まで着いたことにお互いホッとします。 けれど、田舎の駅に二人のデカザックが並ぶ光景はちょっと可笑しい(笑)。 ようやく『特急にちりん』に乗り込み、小倉へ向かいます。 この列車、残念なことに車内販売がなく、楽しみにしていた駅弁は小倉で買おうと思っていましたが、小倉では新幹線に乗り換えるため移動が長い…っていうか乗り換え時間がやばっ!! 猛ダッシュで乗客が新幹線乗り場へと駆け込むので私たちも大急ぎ!ホームに駆け込むと同時に電車が滑り込み、そのまま乗車…。あぁ、お弁当(涙)。 車内販売ではあえなく売り切れとなっていたので、仕方が無く次の乗り換えの岡山まで明日のお昼用に買っていたおにぎりをかじって、しばし我慢デス(;_;) 小倉から1時間半で岡山に到着します。次の乗り換え『サンライズ出雲』は夜行列車ですよ♪ 夜行列車…響きがGOOD(笑)。 乗換えまで小一時間あるので構内のお店を物色しますが、どれも閉店寸前でお弁当がない(涙)。 仕方が無いので、サンドイッチとパンとかまぼこ等をGETして、ベンチでもぐもぐ… あ、せんと君発見。 しばらくぼんやりしていると、そろそろ電車が到着する時間が迫ってきたので、ホームに出て『サンライズ瀬戸』を待ちます。 サンライズ瀬戸がホームに滑り込み、サンライズ出雲と連結してから電車の中にGO♪ ほぉ~おしゃれな車内ですが、通路が狭っ!! デカザックを背負う私たちはギリギリです(^^;) ゆっくり休むためにツインの部屋を取っていたので、ツインの1号室への極狭な階段を下りてドアを開けると、思った以上に広~い(*^▽^*) これなら快適に寝れそうだなぁ~♪ nonoさんはシャワー室でシャワーを浴びて(!)寝る準備は万端^^ 明日に向けてしばしクイッと1杯ビールを飲み干し就寝…。 眠ったまでは良かったんですが、 寝過ごしてはいけない!! と、途中で何度も目が覚めては寝るを繰り返してしまいました…やはり私は小心者デス(汗)。 携帯アラームで飛び起きた後は、電車が富士に到着するまでの間にチャチャッと準備を済ませて扉の前に立ちます…が、アナウンスが一切されないし、電光掲示板すらないので本当に次の駅が富士なのか不安になります。 電車が停まり、ホームに下りて駅の標識を見ると、『富士』とありましたε=( ̄。 ̄;Aホッ 富士からは普通電車に乗り換えて身延までガトゴト揺れていると、おほっ!! 富士山が目の前にぃ~~~!!! 大迫力デス!! そういば、ナマの富士山は初めてカモ??? この辺の人達は当たり前の光景なんだろうなぁ~と贅沢な風景にしばし浸り込みます。 最終目的地である身延駅にようやく降り立ち、13時間乗った電車の旅はバスへと切り替えです(^^;)それにしても…遠かったぁ。(←いや、まだ着いていないけれど(苦笑)) バスはすぐにやってきたので乗り込み、他に乗客がいなかったので一番後ろの席で・・・zzz 眠っていました(^^;) ぐっすり眠っていると、なんだか騒がしくなったので目が覚めます。 すると、たくさんの登山者がバスに乗り込んできました。 あれ?!ここはどこだ??? と廻りを見回すと、『奈良田』とありました。 ここが今回の縦走の最終地点となりますので、最終日はどうなっているのかぁ~。 これから始まる『北岳・間ノ岳・農鳥岳』の三山合わせて白根三山(白峰三山)縦走。長く苦しい行程となるのは違いありませんが、今回の為にいろんなモノを新たに購入しました。 まずは、テント。前回のコールマン(3.5kg)だったのでエアライズ2(1.5kg)を。それからいつでもこまめに水分が取れるようにどこにでも取り付けられる水筒入れ、軽くて小さいストーブ、最後に私が前回に比べて体力がなさそうなので、CW-Xのタイツを購入しました。 これらの効果を期待して、不安と緊張と期待に胸を膨らませていると、目的地である『広河原』に到着します。 準備をしていると、どんどん登山客に追い越されてしまい、あっという間に一番最後の出発デス(苦笑)。 駐車場を抜けて舗装路を歩き、管理の小屋を抜けると吊り橋が見えてきました。 ここからがスタートです^^ ゆらゆら揺れる吊り橋をクリアして、少し登ったところに広河原山荘があり、こちらで水を汲んで、アミノ酸を飲んでから出発します。 樹林帯を進むと、ゴウゴウと大樺沢の激流の音が聞こえ始めました。 こちらもかなり雨が降ったんだろうなぁ~と沢が見えてきたので様子を伺うと、うねりまくっています。 これに落ちたらひと溜まりもないですね(汗)。 沢沿いにどんどん高度を稼ぎ、途中で何度か沢を渡り、こまめに水分を取りながらゆっくり登っていきます。 少しずつ高山植物の花々が多く見られるようになった頃に樹林帯を抜け、顔を上げると遥か上部に雪渓が見えました。 まさかあれが二俣付近なのかな? とガスってはいましたが、なんとなく見える山の雰囲気が恐ろしく険しそう・・・。 どれがどの山で北岳がどこなのかガスのおかげでさっぱり見えませんが、気温は涼しく流れる汗もまだ快適です。 少しずつ急になってくる斜面に挑みながら進んでいると、ようやく雪渓のところに辿り着きました。 アイゼンはないのでキックステップを使って登っていきますが、おっかしいなぁ~。 HPには二俣までアイゼンはいらないとあったハズなのに・・・。 雪渓の隅の岩から上部の登山道に合流すると、どうもその下に雪渓を通らないエスケープルートがあったみたいです。 でも、なんとかここまでやってきたなぁ~と、二俣にてしばし休憩。 雪渓の下を流れる川で顔を洗ってリフレッシュし、あと半分!! と気合を入れ直し、レッツラゴー!! ミヤマハナシノブやタカネグンナイフウロ、シナノキンバイ、ハクサンイチゲなどの花々に励まされながらジグザグの急な登山道を進んでいきます。 ヘロヘロになりそうでしたが必死で高度を上げていくと、開けたお花畑に出ました。 しばし休憩していると、少しガスが弱くなったのかだいぶ山容が掴めるようになりました。 それからしばらく、今度は滑りやすそうな砂利のような登山道を急勾配でジグザグに登っていきますが、行けども行けども分岐は出てこず・・・。 これを登れば稜線に出られる・・・!とちょっとしたピークに何度も騙され続け(苦笑)ようやく本物の稜線へ。 稜線に出るとガスって展望は利きませんが、北岳肩ノ小屋まで地図上あと30分程となります。 ようやく稜線に出られたことでお互いにはしゃぎながら、のんびりと登っていきます。 この辺でガスが切れたら最高なんだけどなぁ~なんて話しながら進みますが、あと少し・・・となると足もずいぶんと遅くなり気ばかりが焦ってしまい、まだかまだか、と忍耐のピークに達しそうになる直前にカラフルな色が目に飛び込んできました! 肩ノ小屋のテント場ですO(≧▽≦)O ワーイ♪ 予定時刻の1時間遅れでほんっとようやく辿り着き、疲れがどっときて背中のザックがどすっと重く感じました(^^;) テントの受付を済ませ、下の段には行きたくなかったので、上のテント場で少し斜めですが眺めが最高の場所にテント設置することにします。 パパッとnonoさんがテントを設置する間にお湯を沸かしてアルファ米をセットします。 レインウエアを羽織り、食事の準備をしますが・・・さすが標高3000mですね。やっぱり寒い・・・。 さらにダウンを着込んでレインジャケットを羽織りますが、少し遅かったかも。 カラダが急激に冷えてしまいました。 でも今日のメニューはカレーにおいちゃん家のかも団子♪♪ ↑去年の白馬岳ではおいちゃん家の炭火焼きでした。 フリーズドライのカレーでしたが、美味しい♪ と、パクパク食べていましたが、急に食べられなくなってしまったので、余ったご飯だけnonoさんにあげて、残りを無理矢理に喉に押し込めます。 少しバテたのかなぁ~? 夕食の片付けを済ませるとガスが再び急に取れ始め、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山、そして北岳がすっきりと見えるようになりました。 ↑甲斐駒ケ岳 ↑鳳凰三山 ↑北岳 夕陽も少し見えてきて、空が染まるかも?!と思って狙っていると、雲海に浮かぶ富士山までも見えてきました~~!!:\(*^▽^*)/ やはり、富士山は日本一だなぁ~とウットリと見つめます^^ それから先は夢のような光景が広がり、夕陽のショーが終わりになりました。 最後に晴れてよかったね♪ とnonoさんと話しましたが、nonoさんは早めに眠ってしまいました。 私も身支度を済ませて20:00過ぎに就寝。 明日も晴れますように~♪♪ 次の日につづく。 by kehy
by nono_kehy
| 2010-07-23 02:13
| 山行記
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