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2010年7月18~19日晴れ 農鳥小屋(5:30)→農鳥岳山頂(8:17~8:55)→大門沢分岐(10:00)→大門沢小屋(13:50)→休憩小屋(17:25)→民宿えびなや JR→甲府駅(13:12)→八王子(14:10~14:30)→新横浜(15:09~15:29)→小倉(19:56~20:12)→佐伯(22:43)→自宅(23:20) 日の出前からどうもお腹の調子が悪くてお腹にホッカイロを貼ってなんとか調子を整えようとしますが、トイレとお友達状態・・・(涙)。 熱も少しあるようなので、ちょっとまだフラフラします。 nonoさんも起きだし、日の出の写真を撮りつつテント撤収に取り掛かり、私も準備をしてから朝食のフルーツグラノーラを口に入れますが全然受け付けませんねぇ・・・(涙)。 ↑朝日に染まる農鳥岳 なんとか少しはお腹に入れて元気をつけるためにサプリメントを多数口に入れてテントを撤収! 今日も富士山がキレイです☆ 予定時刻より早めにテント場を出発します^^ ガレた岩場をジグザグに登りますが、今日はカラダが軽い! ナゼかと言えば・・・nonoさんがかなりの荷物を持ってくれているから・・・(!)nonoさん、ゴメン!! 真っ青で吸い込まれるような空の中をどんどん登っていきます。 急激にキツイところもなく、心地よい風がお腹を刺激しそうですが(苦笑)、この稜線はなんとも気持ちがいい♪♪ ↑間ノ岳 ようやくアルプスに来ているんだなぁ~^^と実感させられるような稜線の心地良さにはnonoさんとニコニコしながら登っていきます♪ 西農鳥岳はわかりにくいと聞いていたのでnonoさんのGPSと睨めっこしながら歩き、一つのピークであそこが西農鳥岳かも?!ともうひとつ先に行くと・・・その前のピークの方が高かったみたいです(苦笑)。 ↑西農鳥岳山頂より、手前は間ノ岳、奥に北岳、更に奥に八ヶ岳 地図には西農鳥岳と記載されているのに標識くらいあってもいいんじゃあないのかなぁ~。 ここまでくれば、農鳥岳山頂まであと少しです^^ ↑手前右は塩見岳、奥に荒川三山 何度かピークを巻きながら進んでいくと、ようやく山頂に到着です!! とっても長くて厳しかった白根三山をようやく踏破できたことに感極まりそうになり、nonoさんへの感謝の気持ちで胸が込み上げてきました・・・。 ぐぐっと泣きそうになるのを堪えて、山頂で記念撮影をします。 後ろに控える間ノ岳、北岳を振り返り、途中までの道のりを思いだそうとしますが・・・二日目が全く記憶にありません(苦笑)。 ↑実は人に聞くまでどこまでが鳳凰三山か、ちょっぴり自信なしでした^^; こんないい天気に稜線を歩きたかったなぁ~と名残惜しいものの、これから先のうんと長い行程を進む為に山頂を後にします。 雪渓?雪田?を何度か慎重に渡り、ザクザク下っていると、分岐に到着~♪ ↑愛の鐘を鳴らして気力回復! さあ!これからが勝負です!! ハイマツの間の登山道をかなりの傾斜でジグザクに下りていきます。 足の遅い私達は後ろからくる登山者にぐんぐんと追い抜かされますが、ペースを崩さずに無心で下りますが、お、お腹が・・・(汗)。 下りの負担でザックのベルトやカラダを支えているタイツでさえクルシイ(涙)。 何度も立ち止まるので、ペースががくっと落ち込み、体力もないのでなんとかせねば!と高濃縮のゼリーをスポーツドリンクと一緒に飲みますが、これがなんともマズイのでツライ~(涙)。 四苦八苦と下りていくと、川の流れる音・・・というか滝のようなドドドッという音が近づいてきました。 沢まで下りると、大門沢まであと少しなのでもう少しの辛抱です。 すると、ようやく皆が憩いでいる沢に出たので、沢の水を汲んで飲むと冷たくて生き返る~~~! この沢ではこの時には気が付きませんでしたが、後で民宿にて出会う方が何人もいらっしゃいました^^ さて、リフレッシュできたところで再び下り始めると、携帯使用可能の看板があり、今夜泊まる『民宿えびなや』さんへ連絡を入れます。 発電所予定時刻を伝え、ちょっと体調が悪い旨も伝えます。 木々の感じもどんどん変わっていき、木陰の中を下っていくと・・・ようやく赤い屋根が見えました!大門沢小屋です!! 予定時刻よりも1時間オーバーでしたが、なんとか発電所に間に合うのかな??? それから森の中をものすごい激流の沢を滑りそうな丸太の橋を何度も渡ります・・・が、これはヒドイ! 手摺や丸太の足場すらないところが何箇所もあります! もしもバランスを崩したら沢に飲み込まれて助かるかどうか・・・(汗)。 『平常心、平常心!』とつぶやきながら丸太の橋やアルミパイプの橋を何度も渡ります。 うんざりしながらまだか、まだか・・・!と下っていきますが、まだまだ先です。 あと何度丸太の橋を渡ればいいのか!と思っていたら、今度は橋もなく沢を渡らなければいけないところがあったり・・・とデンジャラスゾーンがいっぱい!! ついには森の中が薄暗くなってきたので、 こりゃいかん!!あまりしっかりと踏み跡がない登山道を薄暗い中を進むのには危険すぎる! と判断して、残りの体力を振り絞り、スピードアップをすることにします。 ここから先は時間との勝負だったので転ばないようにザクザク下っていきます。 すると、ひとつ目の吊り橋発見! 残りがようやく見えてきたので、少しホッとしてふたつ目までガンガン歩いていきます。 ひとつ目から次の橋までがかなり長く感じて焦りましたが、ふたつ目、みっつ目をクリアすると・・・ようやく林道が見えてきました~!! ↑白根三山、奇跡の生還 林道まで辿り着くとホッとひと安心デス。 宿の約束の時間は30分程過ぎていましたが、なんとか林道まで下りついたことに背負った荷物が急にガクッと重く感じました。 発電所まではあと30分林道歩きです。 トボトボ林道を歩いていると、林道の道を車が登ってきました。 あれれ?!車に『民宿えびなや』と書いてあります。 今日泊まる予定の民宿の名前です! 「遅かったから心配したよぉ~」 と運転席から民宿のオーナー(星野仙一さん似)が降りてきて私達を車へと招き入れてくれました。 車の中には3人の登山者がいて、「すみません、ありがとうございました」と挨拶をして中に乗り込みます。 どうやら同じ日に北岳山荘から来た人の方が私達よりも先に下りていたそうです。 私の体調が悪すぎて、nonoさんや皆さんにとってもご迷惑を掛けてしまいました・・・ゴメンササイm(_ _)m 民宿にはあっという間に着いたので、今度は温泉に行く準備をして再び車に乗り込みます。 西山温泉に着き、久しぶりの入浴です♪♪ 一緒に温泉に入った若いMさんご夫婦の奥さんと一緒に入りましたが、昨日土砂災害で芦安駐車場に車を停めて広河原から北岳山荘まで登り、今日北岳山荘から奈良田まで下りたそうです(!) すごい人達もいるもんだなぁ~と今まで登った山のお話を聞きながらのんびりお湯につかり、カラダをほぐします。 温泉から出てから明日のバスの運行状況を電話で問い合わせて、電車を遅らせる為にJRに問い合わせをします。 佐伯駅や甲府駅に問い合わせて、乗る予定の身延駅に行けないことを告げて今ある切符の発車時間内に甲府駅に辿り着けない等々を問い合わせていると、迎えの車がやってきました。 ↑宿泊したのは離れのバンガロー。江戸っ子さんもこちらの二階に泊まられました。 とにかく、ひとつのチケットは買い直しになるけれど、あとは変更で対応できるみたいなので、自由席でも明日中には辿り着けそうです。 あとは乗り換え→乗り換えの時刻がわからないのでnono兄さんに連絡してどう乗り換えれば佐伯に辿り着けるのかを調べてもらいます。 nono兄さんに調べてもらうと、明日の12:42までに甲府駅に辿り着けば今あるチケットと同じ経路で佐伯に帰れそうです。 ただ、その後の便でも経路が違いますが帰られるので、少し安心しました。 宿に帰り着くと、夕食が待っていました♪ トンカツにアユや煮物にいろいろありました・・・が、やっぱり全然食べ切れません(涙)。 仕方がないので、トンカツはnonoさんにプレゼント(笑)して漬物とご飯と吸い物だけを頂きました。 その後は・・・まぁ、案の定動けなくなり、そのまま就寝。 明日には少しは回復しているのを願います・・・zzz。 明けて7/19。 本日も晴天デス^^ 早めに起きてザックの整理をしてから朝食を頂きます。 昨日より少しは食べる事ができたのでホッと安心。 しかも、その後もお腹の調子がいいようです^^ 宿のオーナーに見送られ、土砂災害のために町が出してくれた町の人だけ無料のバスですが、宿に宿泊した私達も無料で乗ることができて、すっごくラッキーでした☆ それからバスは広河原に着いたので、甲府に行くバスに乗り換えようとするとこのままこのバスに乗って、芦安から甲府行きのバスに乗り換えたほうがいいよ!とお風呂で一緒だったMさんご夫婦や宿で隣の部屋だった江戸っ子さんに教えて頂き、このまま芦安へと向かいます。 今回、身延駅に行く予定だった為土砂災害という思わぬアクシデントに遭い、その他の道が全然頭に入ってなかったため丁寧に教えていただき大変助かりました^^ありがとうございましたm(_ _)m 今回は認識不足のトコロがかなりあったので、遠くに行く時にはあらゆることを調べておくべきだと痛感させられました。 さて、芦安に到着しましたがどうも電車までの時間が怪しい・・・。 定刻通りに着かないかも・・・と焦っていると、Mさんご夫婦から甲府駅まで送ってくださるというとってもありがたいお申し出を頂きましたv(≧∇≦v)三(v≧∇≦)v 私達はそのお言葉に甘え、車に乗せていただくことに^^ 若いご夫婦は、ご主人がトレイルランニングをされているそうで、お2人でいろんなところに登られているそうです! 関東から来られているお二人のアプローチの良さを羨ましく感じましたよぉ♪♪ お話していると、あっという間に甲府駅まで辿り着きました。 電車の時刻が迫っていたので、ご挨拶をしてから急いで駅へと駆け上りました。 Mさんご夫婦にはとってもお世話になりました!! ご親切にいろいろと教えていただき、本当にありがとうございました^^ さて、みどりの窓口まで着くと、窓口は全て塞がっていたので時間がない~~~!と焦っているとようやく窓口が空き、昨日こちらの駅に説明した事をそのまま伝えて電車の時刻を変えてもらうことにしました・・・が、発券に手間取り12:42の電車に乗れず、その2時間後の電車になりますと伝えられたのでそのまま発券してもらうと着くのは翌朝になると告げられます・・・(汗)。 経路を変えれば今日中に着きますと言われたので、手出しをしてもいいからそうして貰う事にしました。 発券に思った以上に時間がかかり、甲府から東京に出る電車の6分前に出来上がったので猛ダッシュで駅のホームに駆け上がります。 ホームに駆け上がり、電車がやってくる少しの時間でキヨスクにておみやげをGet!(笑) 甲府→八王子まで特急で行き、それから普通電車で新横浜まで乗り、新横浜からは新幹線で小倉まで一直線です。 ↑京都観光したいなあ。。 新横浜にてnonoさんが牛すき弁当をGetして新幹線の自由席に乗り込みます。 隣通しが空いているところはありませんでしたが前後に座ることになり、うつらうつらしながら電車に揺れます。 途中で隣が空いたのでnonoさんと隣になり、小倉までのんびりします。 相変わらずご飯は食べられませんでしたが、下すことはなくなったのですんごく安心! やはり体力が戻った事でお腹の調子が良くなったみたいです。 ↑なんとか九州に到着! 小倉からも自由席でしたが、これは安心して2人で座れ、佐伯まで乗ることができました^^ さて、13:12に甲府駅を出発し、22:43に佐伯駅へと到着☆ なが~~~い電車の旅が終了しました^^が、旅の終着点はココではありません。 さて、本当ならタクシーでnonoさんの勤めている会社に行き、駐車場においてある車に乗り換えて自宅まで帰る予定でしたが、昨日えびなやさんに残り30分の行程で救助していただいたことを考えて、駅から会社まで歩いて帰ることになりました。 山行の途中で救助されてしまったから残りの行程分を歩かないと終わった気がしないというnonoさんの考えはごもっともです(^^;) もわっとする夜の佐伯をふたつのデカザックがゆらゆらと揺れながらちょうど30分、23:10にようやく会社に到着~♪ それから車に乗り換えて、23:20に無事に我が家まで辿り着きました♪♪ 今回は土砂災害や体調不良などのアクシデントが多数あったものの、人との出会いと優しさに助けられた山行でした^^ 体力不足・認識不足を痛感させられましたが、今回の教訓を胸にこれからも頑張りたいと思います。 by kehy
by nono_kehy
| 2010-07-30 02:19
| 山行記
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