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2016.08.12(金)晴れ
冷池山荘テント場(5:20)→布引山(6:11~6:15)→鹿島槍ヶ岳南峰(7:07~7:26)→吊尾根分岐(8:01)→鹿島槍ヶ岳北峰(8:08~8:21)→吊尾根分岐(8:27)→八峰キレット小屋(9:38~10:08)→北尾根ノ頭(12:20~12:31)→分岐点(15:31)→五竜岳(15:34)→分岐点(15:45)→五竜山荘(16:44) チリッ、チリッ! 暗闇の中で携帯のアラームが鳴りだしたので、慌てて目を覚まします。 周りで、ゴーゴーとバーナーで火を焚く音や、カチャカチャとテントをたたむ音が聞こえています。 昨夜は疲れていたので寝つきはよかったのですが、テントを張った場所が斜面だったので下に滑っては上り、滑っては上りの繰り返しでなんだか寝た気がしません。 体がダル重ですが、今日はコースタイム9時間ありますので、早めに出発したいところです。 朝食ですが、簡単に済ますために昨晩水でアルファ米を戻していたんですが、これが大失敗! 恐ろしいまずさで体が受け付けません。前回の遠征も同じように朝食をアルファ米の五目御飯にして大苦戦をしたので、白米ならイケるかと思ってチョイスしたんですが。。 塩持って来れば良かったなあ、と後悔しながらかき込みます。←こぶ太郎のアンパンマンふりかけを持っていたんだけど、存在を忘れていた。 口からキラキラが出そうになるのを我慢しながらなんとか完食。気が付いたら辺りが明るくなっていました。 もうご来光が!? こりゃいかんと慌てて荷物をザックに詰め込みます。 ↑剱岳と立山連峰 ↑ほとんどの人が出発していました。 ↑手前の山が布引山(2683m)、奥が鹿島槍ヶ岳南峰(2889m)です。 ヒイコラと登り、布引山に登頂!そのまま鹿島槍ヶ岳南峰を目指します。 早くも疲労がピークに達しそうですが、なんとか南峰に到着。念願の鹿島槍ヶ岳初登頂です! ↑歩いてきたルートを振り返る。手前は布引山、左奥の三つのコブが爺ヶ岳。 ↑これから歩く八峰キレットと五竜岳方面。 先は長いので、休憩もソコソコに鹿島槍ヶ岳北峰を目指します。 南峰から先は様相がガラリと変わり、高度感のある岩場が多くなってきました。 ↑先ほど下りてきた南峰のルート。 ↑北峰まであとちょっと。 吊尾根に五竜岳との分岐で北峰にとりつきます。 分岐から8分ほどで登頂です! 山頂は狭く、団体さんも登られていたのでギュウギュウです。 団体さんに押されながら、隅っこで桃のシロップ漬け(ビニール袋にはいったの)を食べます。 あまりのんびりできませんので分岐点へ戻ることにします。 分岐に戻ると休憩している登山者に、「北峰にいってたの?」と声をかけられので話を聞いてみると、北峰をパスしようか登ろうかで悩んでいるそうです。「今日は五竜山荘まで行かなくちゃならないから、北峰に登ると30分はロスしちゃうなあ」との事でしたので、「せっかくなので登ったらどうですか?」と言って先を急ぎます。 しらんがな。。 ↑振り返り、吊尾根を仰ぎ見る。次はこぶ太郎と登ろう。。 岩場の下りが続きますが、難易度はそんなに高くありません。 ↑休憩していたらツバメ?の群れが、ギューン!ギューン!と大迫力で飛んでいました。 痩せ尾根のある梯子を上るとキレット小屋までもうすぐです。 ↑小屋が見えてきました。 小屋に着いてCCレモン(350円)と水(雨水を消毒したもの)を1リットル購入します。 もうグッタリですが、少しでも進もうということで先を急ぎます。 ↑いつか泊まってみたい、八峰キレット小屋。 ここからは下りては登り、下りては登りの繰り返しです。 五竜岳、遠し! ↑振り向けば鹿島槍ヶ岳。 ここにきて、ギザギザした稜線を見て絶句。もう、泡吹いて倒れたい。。 ぐぎゃ~~っ!と叫びたくなるほどザレた登りでした。 ↑だいぶガスが出てきたなあ。。 ザレたコブを登ると、あとは山頂への登りだけです。 これが今日最後の登り(たぶん)だと自分に言い聞かせて最後の力を絞り出します。 ヒイコラと登っているとだんだんと空が開けてきました!山頂はもうすぐです!! やった!ようやく稜線にでました。 ↑山頂への分岐です。 五竜山荘へむかうルートから少し離れているところに山頂を発見! やっと五竜岳に登頂です!やっと着いた。。 ガスが濃くなってきたので休憩もソコソコに山荘を目指します。 ↑五竜山荘発見! 途中、山荘のほうから登ってきた山岳パトロール?の方に、テント場は大混雑しているので斜面しか残っていないとの情報をいただきました。こんな遅くなったので、贅沢はいいません。。 いよ~~っ! やっと五竜山荘に到着! 早速、テントの受付をしたんですが、「まずは張る場所を見つけてきてください」との事でしたので山荘周辺をウロウロ。すでに張られているテントと山の斜面の間にギリギリ張れそうなスペースを発見! 受付の方に確認をお願いしてOKをもらい、なんとか寝床を確保できました。 隣の方にご挨拶をして、さっそく晩御飯の準備です。今日はアルファ米を食べたくなかったので、チキンラーメンとパック餅にします。 そうこうしてると、あっという間に夕暮れとなり、休む間もなく写真撮影をします。 夕暮れはガス撃沈といった感じでしょうか? 撮影もソコソコに寝る前に山小屋でめぼしいものがないか物色することにします。ここの山荘についてから気になっていたんですが、「山が好き酒が好き」と書いたTシャツを着た人があちこちにいます。最初は山荘のスタッフかと思っていたんですが、スタッフがテント張るわけないかということで、どうやら山荘で売っているTシャツのようです。ここの名物Tシャツのようですが、僕は酒が好きではないので、リポビタンD(400円)とパック牛乳(300円)を購入してテントへ戻ります。 ↑今夜の寝床。奇跡的に平な場所です。 明日は唐松山荘まで行って、その時の調子で八方池に下りるか天狗山荘へ向かうか決める予定です。 明日も無事でありますように。 by nono
by nono_kehy
| 2016-08-25 00:16
| 山行記
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