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2016.08.13(土)晴れ
五竜山荘(5:20)→唐松岳頂上山荘(8:00~8:25)→唐松岳(8:46~8:56)→不帰2峰(9:34)→不帰1峰(11:01)→天狗ノ頭(13:54)→天狗山荘(14:14) 最近、山行がまばらになっているのですが、休日は山に登らないで何してるかというと、kehyの会社は週休二日が隔週なので、kehyが土曜日に仕事の時はこぶ太郎と二人で電車見たり乗ったりして過ごしています。 山に登りたい気持ちをグッと抑えて、今はこぶとの時間を大事にしているのですが、何で今年の遠征はチャレンジしたかと言うと、ありがたいことに12月に新しい家族が増えますので、願掛けといいますか、こぶがお腹にいたときには槍穂縦走してたので、下の子の時もアルプス縦走したら、いつか一緒に登るキッカケになるんじゃなかろうか、と思い立ったわけです。 そんなこんなで五竜山荘のテント場です。 夕景は生憎のガス撃沈で、日が沈むと急に風が強くなり、フライシートがバタバタと音を立ててはためきます。隣のテントとの間隔が狭く、思うようにテントを固定できていなかったので若干の不安があったのですが、飛ばされることはないかと言うことで8:00就寝します。 目をつぶると、疲れがピーク&久々に平な場所での休憩だったので、翌日のアラームに起こされるまで寝てたのに気がつかないほど熟睡してしまいました。 div>携帯のアラームで目を覚ますと、まだ風が強く、テントばたばたしています。まだ眠かったのですが、あちらこちらでカチャカチャと出発の準備をする音がしていますので、僕もつられて準備を始めます。 ↑朝食はお汁粉2パックとパック餅 テントから顔を出すと、辺り一面ガスに覆われており、テントは朝露でびしょびしょになっていました。風が強いのでテントをたたむのが大変でしたが、お隣さんはすでに出発していたので、広いスペースを使えたのが幸いでした。 どうにかこうにか、ザックに荷物を詰め込み準備完了です。 山荘のテラスにはご来光待ちの登山者が沢山いたので僕もスタンバイしようかとも思ったのですが、しばらくガスは晴れそうにありませんし、日の出後はトイレ大混雑するかも?ということでトイレに直行です。五竜山荘のトイレ(大)は正面がガラス窓(床から50cmほどは板張)なので、ちょっと顔を伸ばすとテント場が見えます。なかなかの解放感ですが、外から見えるんじゃなかろうか、とキョロキョロしていたら、いつの間にかガスが晴れて朝陽に輝く五竜岳が眼前に姿を表しています! ぎゃ~っ!と叫びそうになりましたが、まさに今!の状態ですので、急いで用を済ませ慌てて外に出ます。 残念ながら外に出ると同時に、五竜は再びガスに隠れてしまいました。己れの読みの甘さにガックリしましたが、トイレの外には順番待ちの行列ができていたのでこれはこれで良しとします。 まあ、そのうちガスが晴れるだろう、ということで唐松岳目指して出発します。 さぁ、行こう!と気合いを入れて登り始めたとたん、再び五竜の勇姿が! ここからは写真を撮っては止まり、撮っては止まりの1寸ずりとなります。 ↑滝雲流れる唐松岳 ↑ブロッケンと五竜岳 アルプス最高です! 全然先に進まない。。 鞍部まで下がると暫く低木の林を登ります。 林を抜けるとハイマツのある稜線へ出ます。晴れてたら見晴らしが良いだろうなあ。。 ↑五竜岳はガスの中 ↑奥が唐松岳 ↑劔・立山とブロッケン ↑ようやく五竜岳が見えてきました。 ↑若干、岩場があります。 ↑慎重に岩場を通過します。 唐松山荘が見えてしました!何かあっという間です。 小屋の裏に八方尾根との分岐があり、登山者が続々と押し寄せてきました。 ↑唐松岳と記念撮影、義務化しつつある炭酸飲料で一息つきます。 ここで八方尾根を下る選択肢もあるのですが、気力・体力共に上り調子ですので、予定通り天狗山荘を目指すことにします。(今思えば、ここにテント張って八方池ピストンしても良かった) 水はまだ2リットル近くありますが、念のため売店で1リットル購入することにします。 売店で水を1リットルお願いすると、「飲料用ですか?料理用ですか?」と聞かれたので、「飲料用です」と答えたら陳列棚から500mlのペットボトルを二つ出してきました。棚に書いてある値段を見たら1本300円でしたので、合計600円!山男(自称)はそんな上品な水飲みません。 と言うことで料理用(1リットル150円)に替えてもらいます。←結局、こわくてほとんど飲まなかった。 ついでに、あんパンとキットカットも購入します。 唐松岳に向う前に八方尾根見ようかと思ったけど、時間が惜しかったので先に進むことにします。(数時間後にぎんさん達はここから登場したのでしょうか?お会いできず残念です。) ↑登山道の脇にはコマクサが沢山咲いていました。 ↑不帰險が見えてきました。 ようやく唐松岳山頂に到着です! 今回目標としていた山はすべて登頂したので、後は下山するだけです。 山頂はソコソコにして先へ進むことに。いよいよ不帰キレットに入ります。 ↑あれが不帰3峰でしょうか? ↑不帰2峰(南峰)が見えてきました。 不帰2峰の南峰に到着です。ここから不帰1峰の頭までの間が今回のルート最難関となります。 ↑岩場のスタートです。 ↑今、下りてきた岩場です。 ここを下ると今度は横にトラバースします。長い鎖場ですが、上りと下りがすれ違える場所が一か所しかないので、時間帯によってはかなり渋滞すると思います。ちなみに奥に見える谷が唐松沢です。 ↑鎖場の終わり。 ↑2峰をくるりと回り込むように下ります。 ↑奥の山が天狗ノ頭、手前が不帰1峰の頭です。 ↑10年前なら怖くて渡れなかったろうなあ。。 ↑目の前に見えるのが不帰1峰です。 ようやく2峰の岩場が終わりました。ここから1峰を目指すのですが、ヒイコラ登っていると下りてきた登山者に「ナイス、クライミング!」と声をかけられたので、キョトンとしていたら「上から(岩場を下るのを)見てました」と言われました。 ありがとうございます。以後、精進しますm(_ _)m ↑さきほど下りてきた2峰の岩場。 ↑拡大図 不帰1峰に到着です。あとは天狗の大下り(こちらからは大上り)を残すのみですので、これで主だった岩場は終わりとなります。 不帰・八峰キレットですが、岩場の難易度的には夏木山の犬流れ峠と同じくらいではないでしょうか。(油断したら大事故になりそうな場所の連続でしたが) ↑いよいよ天狗ノ頭です。 ようやく登りきりました!あとは穏やかな稜線歩きです。 途中、道端で休憩していたご夫婦がいて、「今日はみんなに抜かされたなあ」と声をかけられたので、今日初めて人を追い越した僕は内心ガッツポーズです。 天狗山荘までいけば今日の山行は終わりですので、のんびり歩きます。 ↑ようやく天狗ノ頭に到着です。 ↑のんびりしていたら先ほどのご夫婦に追い越されてしまいました。(汗) ここから天狗山荘までご夫婦と熾烈なデッドヒートを繰り広げました。 ようやく天狗山荘が見えてきました! ↑雪解けの水場です。水は飲み放題? 一着・奥さん、二着・僕、三着・旦那さんの順で天狗山荘に到着です。小屋に入ると早速テントの受付をします。(ご夫婦は小屋泊まり) 料金は水とトイレ込みで1000円でした。水の心配をしなくて良いのはうれしいです。 テント場は小屋のすぐ近くで、白馬鑓ヶ岳がデーン!としてなかなかのロケーションです。わりと空いていたので平な一等地に設営して、ちょっと休憩。唐松山荘で買ったキットカットを頬張ります。 地図を見たりコーンスープを作ったりしていたら良い時間になってきましたので、写真を撮るために稜線へ向かいます。 稜線には誰もいませんので、白馬鑓を独り占めです。 白馬三山縦走から7年も経ったんだなあ。。と、しみじみ想いながら夕暮れをまちます。ここから白馬鑓ヶ岳まで往復1時間ちょっとですが、一人でルートつなげるのもちょっと寂しいので、次回に持ち越すことにします。 太陽が沈みましたので、暗くなる前に帰ろうとテント場へ向かっていると、稜線の上のほうで「クシュン!」とくしゃみをしている人がいました。あんなところに人がいたんだなあと思いながら歩いていると、大きなウズラのような鳥が4、5匹走っています。 ありゃあ!雷鳥だ!! 今回の山行では初遭遇です。 雷鳥を撮影していたら随分と日が暮れてしまったので、急いでテント場へ戻ります。 テントに戻り遅めの夕食です。明日は猿倉へ下山です。 帰りの電車の事を考えると気が滅入るけど、はやくこぶに会いたいなあ。。 by nono
by nono_kehy
| 2016-09-04 21:20
| 山行記
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