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2011年8月14日(日)~8月16日(火)
8/14→剱沢キャンプ場(5:00)→別山(6:55~7:50)→真砂岳(8:55~9:10)→富士ノ折立(10:10~10:26)→大汝山(10:50)→雄山(11:30~12:10)→一ノ越(13:03)→室堂バスターミナル(14:00~14:30)→美女平(15:20~15:45)→立山(15:55~16:17)→富山(17:19)→ホテル(17:30) 8/15→富山市観光 8/16→富山駅(11:16)→新大阪駅(15:09)→小倉駅(17:39)→佐伯駅(20:05) 念願だった剱岳を登頂した時は精も根も尽き果ててしまって、登頂前の急に晴れだした奇跡に驚き、360度の展望とガスと山々のショーにただただ、呆然とさせられてしまいました。 しかも、そのショーはほんの30分足らずで終了。 その場に居合わせた人しか見ることができない奇跡でした。 私はカメラを撮ることさえも忘れてしまい、ただぼんやりと眺めていたので、ガスでシャットアウトされた時にハタと思い出してしまった時にはもう後の祭りです(苦笑)。 そんなこんなで、下りも危険な道は続くので気を引き締めて下山した後のビールの美味しさといったら・・・w(≧▽≦)w さて、名残惜しいですが本日も晴れのち雨という天気予報でしたので、早々にテントを撤収することにして4:00前に起床します。 大体の荷物はザックの中に入れていたので、身支度を済ませてから朝食のフランスパンをかじりお腹を満たした後にテントから顔を出します。 剱岳は月夜の中でしっかりと見えていました。 たくさんのライトが一服剱などにあり、凄い人がたくさんいるなぁ~と感心させられます。 夜明けは少しでも上で迎えたかったので、テントを撤収する準備を進めます。 ─が、朝焼けが始まったのでnonoさんと一緒に撮影に奮闘しました^^ 薄く赤い光線がでていてとても綺麗でした。 後立山方面は雲海のようですね。 それに、今日は顔を出している剱岳。 とっても羨ましいですが、今日も登ろう!と言われても登る力はありません。 昨日は昨日、今日は今日の山を求めて、元気よく別山へと登り始めます。 なかなか光が当たらなかったんですが、少しずつ高度を上げていると剱御前が真っ赤に染まってくれました^^ 名残惜しいキャンプ場にもお別れですね。 そんなに重くはないのですが、足の疲れでふぅふぅと言いながら登っていきます。 nonoさんも、食料が少しは減ったので気持ち軽くなったザックを背負って登っていますが、去年よりザックの容量がデカイので大変そう(^^;) 一歩一歩、確実に登っていっては写真を撮るのでなかなか前に進めません。 この登りを越えれば、今日の登りはきつくないハズ!と自分を励ましながら登り、なんとか別山と剱御前の分岐に到着しました。 ↑懐かしの白馬岳 それから、そのまま稜線を進んで別山に到着。 nonoさんがしばらく剱岳の撮影をするというので、今日の宿泊はどうする?と聞くと、空いているホテルがあるなら下山したいと言うので、nonoさんが撮影している間にスマートフォンを借りて『じゃらん』で検索することにします。 検索すると、2泊できるホテルが4軒あったので、そのうち富山駅からちかい『リラックスイン富山』に決定し、予約完了! テント泊も楽しいけれど、午後から雨が降ると天気予報が言っていたので濡れたテントを撤収するのは大変ですからね(苦笑)。それでなくても軟弱二人組みですから、不自由な上にいるとすぐに下界が恋しくなってしまいます(笑)。 別山にてひとしきり記念撮影を撮り終えてからようやく出発です。 これで本当に剱岳とはお別れです。 ↑別山頂上 ありがとう と さようなら を剱岳に告げます。 そして、そのまま真砂岳を目指して稜線を下ります。 ザレた急勾配の斜面をゆっくりと滑り落ちないように注意しながら進み、デカザックの私達はいろんな方に抜かれながらもゆっくりと進みます。 稜線歩きはとっても気持ちがよく、室堂平を見下ろしながらのんびりと歩いてしばらく経つと今度は岩場の登りに突入。 もう疲れた訳ではないけれど、足のだるさでふくらはぎの踏ん張りがあまり利きません(^^;) 山頂を目指して高度を段々と上げていき、ようやく山頂へ♪ 山頂で小腹が空いたため、ナッツやバナナチップが入ったジップロックを取り出し、ポリポリと口の中に頬張ります^^ 今回の遠征で一番役に立った行動食はやはりコレです! 1本満足バーもありましたが、このナッツ類の入った行動色は高カロリー+塩分が手軽に取れるので重宝しました^^ ↑出発点&終着点の室堂ターミナル さて、次は富士ノ折立を目指します。 雷鳥沢キャンプ場に下る分岐まで下りつくと、今度はギュンとした登りです。 ↑剣岳方面 比較的大きな岩が連なっている登山道をヒイコラと登ってようやく富士ノ折立の山頂・・・かと思いきや、どうも山頂はあの尖がった岩の方です。 ↑黒部ダム 登りきった広場には登山者がいましたが、どなたも登られずにそのままスルーしていきます。 あっちがどうも山頂のようですが、団体さんの話によると登れないことはないそうなのですが、大変なので今回は止めておきましょうと説明しているのを聞き、私たちもどうするのか悩んで止めることにします。 しばらく休憩してから、次の目的地である大汝山へと向かいます。 こちらはとっても気持がいい稜線歩きで、すぐに山頂下の休憩所に着きました^^ 大汝山の山頂は大きな岩が盛り固まっていて、山頂には人が多すぎて身動き取りづらかったので記念撮影もそこそこにしてすぐに下山。 その先も大きな岩を飛び越えながら進みます。 この辺りは浮石も無く、安定した道(岩?)だったのでラクチンです^^ ガスが多くなり、展望が段々と恵まれなくなっていましたが、目的地の雄山まであともう少し! 雄山では山頂にある雄山神社で山頂登拝をしようと思っていたのでとっても楽しみです^^ 山頂まではそんなにアップダウンのない道でしたが、最後の登りが本当にキツくて堪りませんでした。 けれど、ようやく登りつくとそこには山頂とは思えないほどの立派な建物と神社がありました。 神社へとお祓い料を払い、石段の下で順番を待ってから上の神社へと登ります。 ↑槍ケ岳発見! 小さなお社に神主様が入っていて、広さが6畳ほどの小石を敷き詰められた参内(?)にみんなが座り、一斉にお祓いとお祈りをしてもらって終了。 最後に登山と健康を祈願したおとそをいただいて神社を下りました。 下の建物ではお守りからジュースまで販売していたので、お守りと手ぬぐい、ピンバッジを購入して下山することにします。 ここからの下りは登山者が多く、子どももたくさんいたので大渋滞! しかも浮石が多い急勾配の道だもんですから、子どもがズルズルとわざと滑りながら下りていきます(コケルゾ~~~!) 山歩きに慣れていない人ばかりでしたので、見ているこっちがヒヤヒヤさせられて自分達の足取りも危うくなりそうなので、抜かせられるところでスルスルと抜いていきます。 急勾配の下山路ですが、ダブルストックのおかげで難なく下りられます♪ うんざりさせられるぐらいの急勾配。 これが観光客でも登るコトができる道・・・にしてはキツ過ぎる道です。 これでは何の気なしに訪れた方は山をイヤになってしまうかも・・・。 だいいち、大汝山付近の登山道で親子連れの子どものほうが『もう疲れたから帰ろう!』と駄々をこねていましたもの(苦笑)。 手軽に3000mを超えられると思っても、全然手軽ではありませんね。 うんざりの下山路は楽しみのみくりが池温泉に入ることだけを考えて進んでいましたが、ようっやく一ノ越に到着しました! 一ノ越山荘にてジュースを買って休憩。 ↑雄山と共に それにしても、今まで下った道はすごい道デス! 下から見上げても躊躇してしまうほど、大きな山です。 ここでも少し小腹を満たしたら、今度は石畳の道をnonoさんとトボトボ下っていきます。 ここまで来たら、お互い疲れて交わす言葉もほとんどありません(苦笑)。 しかも、『雷鳥だ!』と喜んでいる子ども達を横目で見ながらそのままスルー。 初日とあまりにも扱いが違いますね(汗)。 それにしても、ここ剱岳・立山は雷鳥が多いなぁ~可愛い姿にとっても癒されました^^ ツルツルのデンジャラスゾーンと変わった雪渓を2回横断すると、ようやく山荘やホテルが見えてきました。 すると、ゴロゴロと雷が鳴り始めました! まだ雨雲は来てなく、雷鳴も遠いですが天気予報のことを考えると、あまり長居したくありません。 また、観光客の姿も多いので、帰りのバスやケーブルカーでの混雑のことを考えて、みくりが池の温泉はあきらめることにしました。 日本一高いところにある温泉には入れませんでしたが、前日までやきもきさせられた天候には山行期間中とっても恵まれたし、不安だった剱岳も何とか登頂することができてとってもよかったです♪ 私達はそのまま室堂のバスターミナルへと向かい、最後に記念撮影! 今回は本当に自分に勝ててよかった・・・。 昨年の不甲斐無さを挽回できたかな。 さて、そんなことで、そのままバスターミナルがある下の階に下りると、お客さんでごった返しています。 おみやげを見たいのはやまやまでしたが、こんな大きなザックでウロウロするのはチョット・・・(汗)。 美女平行きのバスももうすぐ到着しそうな雰囲気だったので、何も買わずにそのままバスの列に並び、到着したバスに乗り込み室堂を出ました。 もくもくとした雲が湧き出ている立山を後に、バスはどんどんと遠ざかります。 小一時間バスに揺られ、ガクリと眠りに落ちながら美女平に到着。 すると、ケーブルカーの待合の建物の外まで人が溢れていました。 バスを乗る際に渡されたケーブルカーの整理番号が書かれた紙には49と書かれていて、掲示板を見ると、現在案内されているのは33と出ていました。 こりゃ大変だわ(^^;) しばらく待たされるのは必須です。 やっぱり、これを考えると早めに下りて正解でした。 それから30分程待たされると、ようやく番号が表示されたのでケーブルカーへと向かいます。 『大きいザックはケーブルカー前の荷台に置いてください』と言われたのでサックを持っていくと、荷台とはむき出しのただの台(─_─;) 落ちないか不安になりましたが、そのまま預けてギュウギュウのケーブルカーに乗り込み、二台に置かれた二つのザックを見守ります。 デカザックは重たいし、ケーブルカーの速度は遅いので心配することはなかったようです。 ケーブルカーは立山に到着したので、下の立山駅に向かい電車が到着するまでの間、改札が開くまで並んで待ちます。 そして、電車に乗り込みようやく富山へと向かいます^^ 次は1時間電車に揺られて・・・ようやく富山へ^^ ふぅ~~~~やっと富山だ!! 早くザックを下ろして休みたかったので、そのまま歩いて5分のホテルへと向かいます。 『リラックスイン富山』に到着~♪ チェックインを済ませ(2泊 19,230円)、部屋へと入ってようやくお風呂に浸かることができました^^ お風呂から出て、ほんの少し寛いでから富山市内散策にまいります。 またもな昼食をとっていないので、昼食を・・・と言いたいところですがこの時間だと夕食の時間です(苦笑)。 さて、下界での最初の食事はもちろん『富山ブラック』です♪ 富山ブラックとは濃い醤油ラーメンのことで、ホテルでお店を探していると駅の近くに富山ブラック元祖のお店『大吉』があったのでそちらに行って見ます^^ お店はすぐにわかり、中へと入るとラーメンのメニューは富山ブラック(並)、(盛)、(大盛)のみ。 あとはトッピングメニューとほんの少しのサイドメニューだけです。 富山ブラック(並)、(盛)、ご飯1杯を注文して、富山ブラックの由来をぼんやりと読みながら待ちます。 おお~~~やってきた・・・って黒! それに、量が多い~~~(汗)。 ズビズバッと麺を啜ると・・・濃いけど美味しい♪ これはご飯のおかずにピッタリです・・・が、やっぱり私達には濃い・・・(汗)。 それでもなんとか完食。 山を下りて急に濃いモノを食べるときっついなぁ~~(^^;) それからブラブラと駅前を歩き、富山の物産や見所がイロイロが詰まった建物に入って見学していると急にお腹がぐるっときてしまいました↓↓↓ 富山ブラックの濃さにお腹がビックリしてしまったみたいですね。 でも、これに懲りず本日下山の祝杯をするため、ホテルの帰りにコンビニへ寄りビールとおつまみを買って帰って、祝杯をnonoさんと挙げて就寝。 久しぶりのベットでおやすみなさい。 明けて15日。 nonoさんのデカザックに詰めるだけの荷物を入れて、ホテルのフロントから自宅へと送ってもらい、バイキングの朝食を取った後に市内を観光に出掛けます。 観光地図を見ると、近くにお城があったので歩いていくことにします。 山に比べるととっても暑く、汗がダラダラと流れ落ちます。 富山市内はなんだか時間がとてもゆっくりと流れている雰囲気があります。 ナゼかなぁ??と思っていると、建物の高さが低くて空がとっても大きく感じることができることなのかもしれません。 10分程で、お城・・・というか富山郷土博物館に到着。 お城のできた様子や歴史、古文書を見学して展望台に出て市内を眺めました。 そして、次は『富山市科学博物館』へ行くことにします。 ここに行くまで30分もかかりましたが、足はどちらかと言えば平気です。 けれど、平気なのは平地だけ。階段の上り下りは堪えますが(苦笑)。 科学博物館は美術館の近くにあり、建物は新しく大きいです。 中に入り、プラネタリウムが調度上映されるというので、そちらから見ることにしました。 1時間ほどプラネタリウムを鑑賞して、博物館の中を見学します。 ↑ダイヤモンドダスト ↑高山の強風体験 ここはダイヤモンドダストのできるまでを見学することができたり、北アルプスの生物状況や雲のでき方、30mの風速を体験できたり・・・と、とにかくとっても楽しいところでした♪ 思っていた以上に満喫できたので、ビックリだったなぁ~。 そして、博物館を出ると風が出てきて黒い雲が空を覆い始めていたので、雨が降るのは確実です。 ↑鱒すし 雨が降り出す前に近くのデパートに入り、帰りの電車の中で見る本を物色してから外に出ると通り雨は止んでいて、そのまま駅前の白えびが食べられるお店に入ってちょっと遅い昼食を取ることにします。そして、『白えび天丼セット』を注文♪ んんん~~~~ん♪美味しい♪ 白えびのお刺身もテンプラもGOOD♪ ↑デザートは立山こおり そして、ホテルに戻り、富山最後の夜の為にお腹がすくのを待つことに(笑)。 のんびりしていると、19:00を過ぎたので、あんまりお腹が空いていませんでしたが目星付けていたお店へと向かいます。 お店に入ると、ちょうど二人席が空いていたので、滑り込むことができました^^ 注文を済ませ、待っている間に生ビールで乾杯♪ 白えびのすり身テンプラ、お刺身の盛り合わせ、マグロのあぶりを美味しくいただきました^^ 昼食が遅すぎたので、もうお腹いっぱいになってしまい、あまり堪能できませんでしたがお会計を済ませて外に出ます。 しばらくブラブラすると、nonoさんが富山ブラックが食べたいと言い出しましたが、私はもう食べられそうにないのでローソンで『冷やし富山ブラック』で我慢することに。 私はまたもビール♪で乾杯^^どんだけ呑むんだか(笑)。 ローソンの冷やしブラックはまろやかで美味しく、これなら私たちでも大丈夫でした。 他の富山ブラックを出しているお店にはたまに『まろやか』なる表示がされていたので、富山ブラックでも、生醤油のような濃さからまろやかな醤油までイロイロと種類がありそうですね。 そして、最後の夜ものんびりと過ごして就寝。 あくる日は11:16に富山駅から『特急サンダーバード』に乗り、新大阪で『新幹線のぞみ』に乗り換え、小倉でまた『特急ソニック』へと乗り換えて20:05にようやく佐伯駅に到着~♪ 長かった遠征をようやく終えることができました^^ 今年の遠征は天気予報が悪くてやきもきさせられましたが、終わってみれば雨に降られることはなく、風もそんなに強くも無く、怪我や病気になることもなくて、予定通り山行できて本当によかった^^ 家族には心配を掛けてしまいましたが、今年の夏の目標を叶うことができて大感謝☆です。 by kehy
by nono_kehy
| 2011-08-25 01:54
| 山行記
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